PROJECT プロジェクト概要
Web制作
さくま診療所|中絶手術専門サイト再構築・運用改善
既存のWeb制作会社との契約終了に伴い、婦人科・中絶手術専門サイトの再構築を担当。
契約終了時に既存サイトのテーマや制作データ一式を引き継ぐことができない状況となったため、診療への影響を最小限に抑えることを優先し、必要な情報を整理したうえで短期間でWordPressサイトを新たに構築しました。
公開後もサイトを完成形とせず、SEO、コンテンツ、UI、予約・受診導線などの継続的な改善を担当しています。
- クライアント
- さくま診療所
- サイト種類
- 婦人科・中絶手術専門サイト
- 制作期間
- 1カ月
- 公開時期
- 12月
BACKGROUND / ISSUE 背景・課題
背景
クライアントは、それまで契約していたWeb制作・運用会社との運用面で課題を抱えており、制作会社の変更を検討していました。
新たな制作・運用体制へ移行することになりましたが、旧制作会社との契約終了に伴い、既存サイトのテーマや制作データ一式を引き継げないことが判明。
サイトが利用できなくなるリスクがあったため、既存サイトの単純な移管ではなく、必要な情報を改めて整理し、新しいWebサイトを短期間で構築する必要がありました。
課題
- 既存サイトのテーマ・制作データを利用できない状態からサイトを再構築する必要があった
- 限られた期間の中で公開に必要な情報と機能を整理する必要があった
- 診療内容・料金・アクセス・予約方法など重要な情報を漏れなく掲載する必要があった
- 既存サイトを再現するだけでなく、ユーザーが必要な情報へ到達しやすい構成へ改善する必要があった
- スマートフォンから予約・受診まで進みやすい導線を構築する必要があった
- 公開後にSEO・アクセス解析・コンテンツ改善を継続できる運用環境を整える必要があった
分析・判断
既存サイトの制作データが利用できないため、通常のサイト移管ではなく、再構築を前提として対応。
すべてを一度に完成させるのではなく、まず診療に必要な情報と予約導線を優先して公開できる状態を作り、その後アクセスデータや医院からの要望をもとに段階的に改善する方針としました。
また、中絶手術という緊急性・不安の大きい医療領域であるため、一般的な医院サイト以上に「ユーザーが今知りたい情報へ短時間で到達できること」を重視しています。
ORGANIC TRAFFIC(自然検索流入)
11,077 → 22,058
+99.1%
RESERVATION(サイト内予約フォーム)
6 → 1,384
約230.7倍
2025.1.1〜7.31 / 2026.1.1〜7.31 の比較
前年同期間と比較して、自然検索からの流入が約2倍まで増加。数値はサイト再構築および継続改善後の実績です。
APPROACH アプローチ・施策
- 01 必要情報の洗い出し 既存サイトの制作データを引き継げない状態から、診療内容、料金、アクセス、予約方法など、サイト公開に不可欠な情報を整理しました。
- 02 優先順位をつけたサイト再構築 診療への影響を抑えることを最優先とし、公開に必要なページ・機能から優先順位をつけてWordPressで構築しました。
- 03 情報構造の再設計 旧サイトをそのまま再現するのではなく、ユーザーが必要な情報へ迷わず到達できるよう、ページ構成とコンテンツの優先順位を整理しました。
- 04 ユーザーの不安を考慮した情報設計 中絶手術を検討するユーザーが抱きやすい、費用・対応可能な時期・手術の流れ・予約方法・当日の対応可否などの情報を探しやすい構成にしました。
- 05 予約・受診導線の改善 サイトを閲覧したユーザーが情報収集だけで離脱しないよう、コンテンツから予約・相談まで自然につながるCTAと導線を設計しました。
- 06 スマートフォン最適化 緊急性の高い検索ではスマートフォン利用が多いことを考慮し、重要情報の視認性、ボタンサイズ、コンテンツ配置などをモバイル中心に調整しました。
- 07 SEO・コンテンツ改善 公開後も検索ニーズやアクセス状況を確認しながら、SEO内部対策、コンテンツ追加、訴求内容の改善を継続しています。
- 08 公開後の継続改善 医院からの要望やユーザーニーズに応じて、ファーストビュー・予約フロー・CTA・診療案内・訴求コンテンツなどを継続的に更新・改善しています。
- 09 競合分析をもとにした差別化戦略 競合医院のサイト・料金・訴求内容を継続的に確認。競合がさくま診療所の価格帯に合わせて値下げしたことで、料金だけでは差別化が難しくなったため、価格競争ではなく医院独自の対応力を前面に出す方針へ切り替えました。
- 10 「選ばれる理由」の再設計 料金の安さだけで比較されないよう、当日の相談・予約ニーズへの対応、他院で対応が難しいと言われた方への案内、手術を検討しているユーザーが知りたい情報の分かりやすさ、予約までのスムーズな導線など、ユーザーが医院を選択する際の判断材料を整理してサイト上で訴求しました。
- 11 ファーストビュー・訴求内容の改善 競合環境の変化に合わせてファーストビューや主要コンテンツの訴求を見直し。単純な料金訴求ではなく、「今相談したい」「他院では対応が難しかった」「自分が手術を受けられるのか知りたい」といったユーザーの具体的な状況に応える情報を優先して配置しました。
MY ROLE 担当範囲・使用ツール
担当範囲
- サイト構成・情報設計
- Webデザイン・UI改善
- WordPress構築
- HTML / CSSコーディング
- JavaScript実装
- レスポンシブ対応
- SEO内部対策
- コンテンツ改善
- 予約・問い合わせ導線改善
- アクセス解析
- 公開後の運用・改善
使用ツール
- WordPress
- VS Code
- Google Analytics
- Google Search Console
- Ahrefs
緊急度に応じた優先順位設計
制作データを引き継げない状況でもサイト運用を止めないことを最優先とし、公開に必要なページ・機能を整理して段階的に構築しました。
ユーザー心理を考えた情報設計
デリケートかつ緊急性の高い診療領域であるため、医院側が伝えたい順番ではなく、ユーザーが「今知りたい情報」を優先して配置しました。
重要情報の視認性向上
費用、予約方法、対応可能なケースなど、医院選びに影響する情報が長いページの中に埋もれないよう、レイアウトと強調表現を調整しました。
公開後の改善を前提としたサイト構築
公開をゴールにせず、アクセスデータや問い合わせ状況を確認しながら、SEO・UI・コンテンツ・予約導線を継続的に改善できる構造にしました。
競合の変化に合わせた訴求戦略
サイト公開時の訴求を固定せず、競合医院の料金やコンテンツの変化を継続的に確認。競合が同水準まで価格を引き下げた際には、さらなる価格競争ではなく、当日対応や受診までの分かりやすさなど医院独自の価値を打ち出す方向へ訴求を変更しました。検索順位やアクセス数だけでなく「なぜこの医院を選ぶのか」という意思決定まで考えて改善しています。